田沢湖は仙北市にある淡水湖で、最大深度は423.4m。日本で最も深い湖で、世界では17番目に深い湖になります。世界で最も深い湖であるバイカル湖になぞらえて「日本のバイカル湖」とも呼ばれており、日本百景にも選ばれている景勝地です。深く透明度の高い湖は、真冬でも湖面が凍り付くことはないそうです。田沢湖と聞くと皆さん最近思い出されるのは、田沢湖の固有種であったクニマスではないでしょうか？クニマスは1948年ごろに生息が確認できなくなり、絶滅していたと思われていましたが、2010年遠く離れた山梨県の西湖で現在も生存していることが確認され、当時の天皇陛下が「奇跡の魚（うお）」とおっしゃられたのが記憶に新しいと思います。2017年には山梨県から借り受けたクニマスやヒメマスを展示する「田沢湖クニマス未来館」が湖畔に開館しました。館内は田沢湖で絶滅してから西湖で発見に至るまでの経緯、当時の漁具や丸木舟、湖畔の人々の暮らしや環境の変化、クニマスの生物学などを多数のパネルや映像で解説する新しい観光スポットになっています。また遊覧船、ボート、魚のえさやりと楽しめるスポットが多く、一日中いても飽きない観光スポットです。こちらへのアクセスは、JR田沢湖駅より羽後交通バス「田沢湖一周線」、田沢湖畔にて下車、所要時間約15分です。