角館（かくのだて）は、秋田県仙北市の国の重要伝統的建造物群保存地区です。現在も藩政時代の地割が引き継がれており、武家屋敷等の建造物や名所・旧跡が数多く残されています。別名「みちのくの小京都」とも呼ばれています。角館は桜の名所として知られ、武家地のシダレザクラが「角館のシダレザクラ」として国の天然記念物に、檜木内川左岸堤防の桜並木は「檜木内川堤（サクラ）」として国の名勝に指定されています。また、「桧木内川堤・武家屋敷」として日本さくら名所100選にも選ばれています。シダレザクラは角館北家2代目佐竹義明の妻が、嫁入り道具の一つとして持ってきたのが始まり言われていて、樹齢300年以上の老樹など約400本が、古い町並みの中に立ち並んでいます。また、檜木内川堤のソメイヨシノは1934年に当時の皇太子の誕生を祝って植えられたもので、約2キロメートルにわたる桜のトンネルには多くの観光客が桜の開花時期に集まります。