川反通りは秋田で有名な繁華街です。「かわばた」という地名は川のほとりという意味で全国的に「川端」と書くのが普通ですが、秋田の川反通りも藩制時代までは「川端」でした。しかし、川の東側に移り住んだ武士たちが「川端は武士から見て川の反対側に位置するようになった」ので「川反」の字があてられ、芸者屋、料理店が川反四丁目に次々と移転をし、歓楽街・川反が始まったと言われているそうです。川にかかった橋を渡るとどこか昭和を感じさせられる飲み屋街が広がります。
飲み屋街と言っても郷土料理を使った居酒屋さんから、バルまで店は幅広い店舗が揃っており、秋田名物料理から秋田の銘酒までと秋田を隅々まで楽しめます。フォトジェニックな場所も多く、カメラ旅の人にもおすすめです。また全国的に有名な「秋田美人」という言葉は、明治の終わりから昭和の初めにかけて秋田を訪れた多くの文人達が、川反の芸者衆「川反芸者」を指して使ったのが始まりで、ここ川反通りが発端なんですよ。川反通りへのアクセスは、JR秋田駅西口から徒歩10分ほどです。