青森県立美術館は、青森県出身のアーティストの作品をメインに鑑賞できる美術館です。建築家・青木淳氏設計の建物は、通りをはさんだ反対側に位置する「三内丸山遺跡」の発掘現場からインスピレーションを受けたものです。美術館を代表する奈良美智氏作「あおもり犬」は、高さ約8.5ｍの大迫力の立体作品です。屋外に展示されているため、冬になると、雪をかぶってベレー帽をかぶったようになることも。他にも、「わだばゴッホになる」という言葉で知られる版画家・棟方志功、ウルトラマンのデザイン画を描いた成田亨、「劇団天井桟敷」を率いた寺山修司など、青森県出身のアーティストの作品を見ることができます。また、アレコホールでは、縦約9ｍ、横約15ｍのシャガール作「アレコ」を3点見学することもできます。2021年3月ころまでは、アメリカのフィラデルフィア美術館に唯一所蔵されている1点もそろい、4点をまとめて見るチャンスです。屋外の八角堂には、奈良氏作の「Miss Forest / 森の子」もあるのでお見逃しなく。