八甲田ロープウェーは、10以上の山々が連なる八甲田山のうち、高さ1324ｍの田茂萢岳（たもやちだけ）のふもとから山頂を結んでいるロープウェーです。1968年にオープンしました。乗車定員101人の大型ゴンドラが、標高差約650mを約10分で結びます。山頂駅からは、天気が良ければ、陸奥湾、津軽・下北両半島、岩木山など360度の景色を眺めることができます。また、山頂駅は田茂萢湿原を巡る約1時間のトレッキングコース「八甲田ゴードライン」の起点ともなっています。冬（11月下旬から5月中旬まで）は八甲田ロープウェースキー場の最寄り駅になっているので、中・上級者ならば、山麓駅までスキーやスノーボードを滑ることができます。八甲田山は世界でも有数な豪雪地帯なので雪の状態は良質ですが、自然の環境を活かしたスキー場なので、危険な箇所もあります。ガイドと一緒に滑ることをおすすめします。初心者は、山麓駅の近くにコースがあるので、そちらを利用してみてください。１～２月ならば「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷を見ることもできます。樹氷とは、風に吹かれた氷が樹に付着して積み重なったものです。モンスターのようなユニークな形をお楽しみください。