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恐山は、滋賀県の比叡山、和歌山県の高野山とともに、日本三大霊場の1つに数えられています。霊場とは、宗教的な奇跡などが起きやすい場所のことです。慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が、862年に夢のお告げに従って訪れたのが恐山のはじまりです。恐山は、年2回のお祭り時期に、死者と会話できるイタコの口寄せが行われることで知られています。境内にある赤い太鼓橋は、この世とあの世をつなぐ「三途の川(さんずのかわ)」に架かる橋といわれ、あの世に行くと、男女の区別がなくなるそうです。現在は老朽化のため、残念ながら通行することはできません。「賽の河原(さいのかわら)」では、親より先に亡くなった幼子たちが、早く成仏するために自ら石を積み上げた石塔を見ることができます。しかし、鬼は石塔を発見すると崩してしまうので、幼子は石積みを繰り返しているそうです。そんな幼子が楽しめるよう、子を亡くした親はカラフルな風車をお供えします。「賽の河原(さいのかわら)」周辺の地獄のような荒涼とした風景とは対照的に、宇曽利湖畔の極楽浜は、その名の通り極楽のような雰囲気を漂わせています。独特な硫黄のにおいが立ち込める恐山には4つの温泉があり、参詣者は日帰り入浴することもできます。
住所
〒035-0021 青森県むつ市大字田名部字宇曽利山
アクセス
JR大湊線「下北駅」から下北交通バス「恐山」行きで43分(復路は40分)、終点下車
電話番号
0175-22-3825
料金
500円
営業時間
5月1日~10月中旬:6:00~18:00、10月中旬~10月31日:6:00~17:00(恐山開山時期は積雪状況により不定期)