岩木山（いわきさん）は、高さが1625ｍあり、青森県で一番高い山です。別名「お岩木山（おいわきやま）」や「お山」とも呼ばれ、その円錐形の形から「津軽富士」と呼ばれることもあります。八甲田山と共に、深田久弥が選んだ「日本百名山」の1つに選ばれています。「日本百名山」の中には難易度の高い山も多いですが、岩木山は九合目（約1,470ｍ）までリフトで行くことができ、約40分で山頂まで登ることができるので、難易度は低めです。岩木山の登山シーズンは、6～10月ころです。山頂には、岩木山神社の奥宮があるので、ぜひお参りしてみてください。岩木山のふもとには、嶽（だけ）温泉や百沢温泉などの温泉や、夏から秋にかけてオープンする観光リンゴ園などがあります。百沢温泉のある百沢から嶽温泉のある嶽までは、6,500本のオオヤマザクラが咲く、世界一長い約20kmの桜並木が続いています。オオヤマザクラのシーズンは、4月下旬から5月上旬ころです。この通りでは、糖度18度以上ととても甘く、生でも食べられる「嶽きみ」（「きみ」は「とうもろこし」のこと。「とうきび」→「きび」から転じました）が8月中旬から10月上旬にかけて、沿道で販売されます。