立佞武多の館は、毎年五所川原市で8月上旬に開催される「五所川原立佞武多（ごしょがわらたちねぷた）祭り」で使われる佞武多を見られる施設です。「五所川原立佞武多」は、「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」と共に、青森3大ねぶた祭りに選ばれています。五所川原の立佞武多は、その名の通り、立っているため、高さがあるのが特徴です。明治40（1907）年ころには、高さ約27ｍのねぷたも作られていたそうですが、町に電線が張り巡らされるようになり、規模が縮小化していきます。しかし、約80年経った1990年代後半から、以前のような立佞武多が再び作られるようになり、運行ルートの電線は地中下されました。立佞武多の館の1～4階部分は吹き抜けになっており、展示されている高さ約22m、重さ約19トンの大型立佞武多3台を、スロープを下りながら、いろんな角度から見ることができます。館内の「立佞武多製作所」では、11月～7月は新作立佞武多の制作風景を見られ、4月～6月には立佞武多の紙貼り体験を楽しむことができますよ。遊楽工房「かわらひわ」で作った金魚ねぷたを、おみやげに持ち帰るのもおすすめです。