八甲田山は、岩木山と共に青森県を代表する山で、日本百名山に選ばれています。八甲田山という名前がついていますが、1つの山を指すわけでなく、火山帯である八甲田連峰の総称です。しかし、一般的に八甲田山として知られているのは、高さ1585ｍの八甲田大岳です。八の（たくさんの）甲（たて）状の峰と山上に多くの田代（湿原）があることから、「八甲田」という名前が付けられたといわれています。八甲田山の見どころとしては、八甲田ロープウェイの山頂から始まる「八甲田ゴードライン」という散策コース、秋は紅葉の名所として知られる蔦の七沼や睡蓮沼、八甲田連峰の景色が見渡せるアーチ橋・城ヶ倉大橋、八甲田連峰を眺めながらピクニックができる萱野（かやの）高原などがあります。萱野高原の茶屋では、「1杯飲むと3年長生きし、2杯飲むと6年、3杯飲むと死ぬまで生きる」と言われるお茶を無料で飲めるので、ぜひお試しください。田代平湿原や龍神沼の近くには、ラムネのようにパチパチはじける炭酸泉などを楽しめる八甲田温泉もあります（冬期休業）。