大山千枚田は、日本の棚田百選に認定されている東京から一番近い棚田です。日本で唯一雨水のみで耕作を行っている天水田もあります。標高90~150m、面積3.2ヘクタールの斜面、東西600mにわたって375枚の棚田が連なり、四季により変化するその風景は多くの観光客を癒す絶景スポットです。こちらは、文化庁の文化的景観の保存・活用事業の対象地域にもなっていて、「オーナー制度」を導入し、景観保全とともに都市部に住む人々に農業体験の場を提供しています。毎年秋には、「棚田の夜祭」と題し、3,000本のたいまつがともされていましたが、現在はたいまつではなくLEDを用いた「棚田のあかり・棚田の夜祭り」が、10月中旬から1月はじめまで開催されています。棚田のあかりは10,000本飾られたLEDの内、6,000本が4色へ変化するLEDライトへと変更。訪れた人々を楽しませてくれます。また季節ごとに見え方が変わる棚田のおすすめ時期は初夏と秋。初夏は稲植えが終わり、青々とした稲が風にゆられる様子は、写真に収めたくなる絶景です。秋は実り、頭を垂れる黄金色の稲穂や、刈り入れられて稲架掛けされた初夏とは異なった姿を観ることが出来ます。房総旅行では必ず見ておきたいおすすめスポットです。こちらへのアクセスは、JR外房線安房鴨川駅からバス金束行き乗車し、「釜沼」で下車、徒歩20分です。