石手寺は、四国88か所霊場巡りの51番札所にあたります。四国88か所とは、仏教の宗派の1つである真言宗の開祖・弘法大師にゆかりのある四国内のお寺88か所のことです。この88か所を回ることで、煩悩が取り払われ、願いが叶うといわれています。88か所霊場巡りする人は「お遍路さん」と呼ばれています。道後温泉街にある石手寺は、728年に創建されました。最初は安養寺という名前でしたが、初めてのお遍路さんとされる衛門三郎が弘法大師にもらった「石」を握って亡くなった後、他の赤ちゃんが「手」に「衛門三郎再来」と書かれた石を握って生まれてきたことから、「石手」寺に名前が変わりました。石手寺の宝物館には、衛門三郎の石が展示されています。他にも、高さ16ｍの弘法大師像、ミニ八十八か所、国宝の二王門など見どころ一杯です。仁王門にかかる巨大わらじを触った手で、身体の悪い部分を触ると治るといわれています。境内の線香の煙も、身体の悪いところにあてるとご利益があるそうです。門前では、名物のやきもちを購入することができます。