臥龍山荘

臥龍山荘は、豪商・河内寅次郎が老後を過ごすために建てた家で、1907(明治40)年に完成しました。肘川で一番の景勝地といわれる臥龍淵に面して建っています。風流の代名詞とされる吉野の桜や龍田の楓をこの場所に移植したのは、江戸時代に大洲藩3代藩主だった加藤泰恒です。臥龍山荘は、主に臥龍院・不老庵・知止庵の3つの建物からなります。茅葺屋根が特徴の主屋・臥龍院は、茶室建築家を相談役に、建物は大洲の中野虎雄と京都の草木國太郎という名大工、細部は茶道の家元として有名な千家の流れをくむ茶道具職人が手がけました。霞月の間(かげつのま)のこうもり型の引き手や清吹の間(せいすいのま)の水文(すいもん)の透かし彫りなど、繊細かつ遊び心にあふれる細工が随所に施された建物です。不老庵は、臥龍淵の崖の上に、京都・清水寺の本堂と同じ懸け造り(かけづくり)で建てられています。知止庵は、お風呂として建てられた後、1949(昭和24)年に茶室に改装されました。

住所

〒795-0012 愛媛県大洲市大洲411-2

アクセス

JR予讃線「伊予大洲駅」からタクシーで約5分。JR予讃線「伊予大洲駅」前の「大洲駅前」バス停から宇和島自動車 宇和島バス大洲・野村支線「大洲病院」行きで約4分、「大洲本町」バス停から徒歩7分

電話番号

0893-24-3759

料金

大人550円/小人(中学生以下)220円、共通券(臥龍山荘・大洲城):大人880円/小人330円、保護者同伴の5歳以下の幼児は無料

営業時間

9:00~17:00 (札止16:30)

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