石鎚山は、高さが1982mある、西日本で最も高い山です。天狗岳・弥山（みせん）・南尖峰（なんせんぽう）をまとめて、石鎚山と呼んでいます。石鎚山は、7世紀に役行者（えんのぎょうじゃ）によって開山されたといわれ、修行の山として知られてきました。石鎚山に登るルートは、成就（じょうじゅ）ルートと土小屋ルートの2つがあります。もともとは成就ルートから登る人が多かったのですが、初心者でも登りやすい土小屋ルートのほうが人気です。土小屋からは天狗岳へは、約2時間30分で到着します。山頂の手前には、難易度の高い鎖場がありますが、初心者は迂回するルートを歩くようにしましょう。天狗岳の手前の弥山までならば、初心者でも歩きやすいです。成就ルート経由の場合、7合目の石鎚神社成就社の近くまでは、ロープウェイとリフトで登ることができます。リフト周辺は、冬には石鎚スキー場のゲレンデに早変わりします。石鎚山の登山シーズンは7月～8月ですが、もともと女人禁制の山だった名残で、7月1日は女性は山に登ることができない（成就社および土小屋遥拝殿（ようはいでん）から上）ので、ご注意ください。