吾妻小富士は、吾妻連峰のひとつで標高1、707mの山です。すり鉢状の大きな火口があり、麓の福島市側から見るとあたかも小型の富士山のように見えることからこの名がついたと言われており、地元の人々から古くから親しまれています。春先には山肌にうさぎの雪形が現れ、「雪うさぎ」といわれることでも知られています。5,000～6,000年前に噴火した際に形成されたと言われている直径約500ｍの火口の眺めは圧巻で、火口底までは約70mあります。 “お鉢巡り”という火口一周コースはゆっくり歩いても約40分で回ることができ、まさに超絶景を楽しめます。また、天気が良ければ山頂から福島市街の様子まではっきりと眺めることができます。磐梯吾妻スカイラインの頂上付近にある浄土平まで車で行き、登山道を歩いていくと10分程度で山頂に到着します。磐梯吾妻スカイラインの頂上付近にはレストハウスやビジターセンター、浄土平天文台もあり、多くの観光客でにぎわっています。