玉子湯は、福島吾妻山中腹にあり、源泉である高湯温泉は山形の蔵王温泉、白布温泉とともに奥州三高湯に数えられる秘湯です。「玉子湯」の名の由来は、温泉に入ると肌が玉子のようにつるつるになることと、においがゆで卵に似ていることにあると言われています。玉子湯のシンボルといえば庭園内にあるかやぶきの湯小屋で、明治元年に創設されました。源泉かけ流しの温泉として名高く、2010年には東北初、全国では9番目となる「源泉掛け流し宣言」を発表し、400年続くありのままの温泉として多くの人々に愛され続けています。吾妻山の中腹に位置することから、地元の山菜を中心とした地産地消の食材を使用した旬を味わえるお料理が楽しめます。湯小屋から四季の趣を感じながら庭園散策をしていると、1㎞ほどの散歩道があり、頂上にはひっそりとたたずむ温泉神社の鳥居が見えてきます。絵馬の奉納ができるので、温泉の神様にお願いごとをしてみてはいかがでしょうか。