湯畑（ゆばたけ）とは、群馬県草津温泉のシンボル的スポットです。天下の名湯と謳われる草津温泉街の中心に位置し、いつも豪快に湯けむりを舞い上げながら毎分4000リットルもの温泉が湧き出ていているスポットで、観光に来ている人たちも必ず訪れる程の人気のある場所です。本来、湯畑（ゆばたけ）とは、温泉の源泉を地表や木製の樋に源泉を掛け流し、温泉の成分の湯の花の採取や湯温の調節を行ったり、曝気（源泉を空気にさらし、水分内に空気を供給する行為）をすることで有害な濃度の硫化水素を除去したりする役割の施設のことを指します。そして、湯畑は湯の花の採取を実施している温泉地に多く存在しています。しかし、湯畑といえば一般的には群馬県の草津温泉のイメージで、観光で立ち寄るにはちょうどよく、湯畑の周りは瓦を敷きつめた歩道で、雰囲気が良く、日没後にはライトアップもされ、周りの温泉街の雰囲気と共に、湯上がりの散策を楽しめる場所となっています。