水澤寺は正式には「五徳山 水澤観世音」と言い、およそ1300年前に推古天皇・持統天皇の勅願により、恵灌僧正によって開基されたお寺です。東京善光寺・日光善光寺のいずれの善光寺へも三十六里という位置にある霊場で、歴代天皇の勅願寺としてまた、徳川家の祈願時としても名を馳せていました。非常に信仰を集める重要なお寺です。水澤寺は、古来より衆生の一切の願を融通し、救いの手を差しのべてくださる融通観音として知られる十一面千手観世音菩薩をご本尊としてお祀りする本堂（観音堂）を境内の中心とし、元禄年間に建立され、我が国における地蔵尊信仰の代表的建築物である六角堂、そして釋迦三尊像をお祀りしています釈迦堂、仁王尊と風神・雷神が祀られている仁王門、鐘楼、龍王辨財天（龍王弁財天）、この地の鎮守の飯縄大権現、水子地蔵尊そして納札堂によって構成されています。伊香保温泉からも程よい距離にありますので、是非御参拝されてはいかがでしょうか？