元安川は広島市中区を流れる川です。1945年の原爆投下の際には、熱戦や放射線などで傷ついた多くの被爆者たちが水を求めて元安川へたどり着き、力尽きたことで知られています。犠牲者たちの慰霊のため、毎年8月6日には燈籠流しが行われています。
元安川の川底には今でも犠牲者たちの遺品や、吹き飛ばされた建物の一部などが眠っています。2017年には原爆ドームのバルコニーの一部と見られる200kg以上の石の塊が見つかるなど、今なお当時の記憶をとどめて続けている川です。
現在の元安川は、「水の都ひろしま」を掲げる広島市の取り組みにより、水辺のオープンカフェ「Caffè Ponte(カフェ・ポンテ)」が出店しています。また、元安川桟橋は原爆ドームと宮島を最短で結ぶ「ひろしま世界遺産航路」、「ひろしまリバークルーズ」の乗り場になっています。
元安川へのアクセスは、路面電車「原爆ドーム前」下車です。原爆ドームの前を流れているのが元安川です。
住所
〒730-0051 広島県広島市中区
アクセス
路面電車「原爆ドーム前」下車