平和の灯は平和記念公園の中にある灯です。
台座になっているモニュメントは高さ3m、幅13mで、当時東大の教授であった丹下健三さんの設計です。手首を合わせて手のひらを空に向かって広げた形を表現しており、水を求めて死んでいった被爆者たちの霊を慰め、核兵器の廃絶と世界の恒久的な平和を祈るものです。
灯は、全国12の宗派から寄せられた「宗教の火」と、全国の溶鉱炉などから集められた「産業の火」を合わせたもので、1964年に広島県出身の女性たちによって点火されました。
この灯は点火されて以降途絶えたことがなく、「核兵器が地上から無くなる日まで燃やし続けよう」という核兵器廃絶の悲願の象徴になっています。また、スポーツなどの行事の際に平和のシンボルとして採火されるなど、オリンピックの聖火のような存在でもあります。
平和の灯へのアクセスは、広島電鉄電車「原爆ドーム前」下車です。平和記念公園の中で、原爆死没者慰霊碑の北側にあります。
住所
〒730-0811 広島県広島市中区中島町1番(原爆死没者慰霊碑北)
アクセス
広島駅から広島電鉄電車(路面電車)「原爆ドーム前」下車
平和記念公園内、原爆死没者慰霊碑北側。
電話番号
082-242-7831