江波山気象館は、気象をテーマとした博物館としての顔と、被爆建物としての顔があります。気象館本館は、昭和9年に建てられた広島地方気象台の旧庁舎を保存整備したもので、近代化遺産建築物としての価値が高いことから、広島市の重要有形文化財に指定されています。爆風で曲がった窓枠や割れたガラス片が刺さった壁などが保存されており、被爆当時の様子を肌で感じられる建物です。また、当時の気象台職員が記録した原子爆弾調査の資料も展示されており、ビデオコーナーでは被爆した気象台の様子を描いた小説「空白の天気図」(柳田邦男著)を映像で見られます。体験コーナーには、風速20m/秒を体感できる「突風カプセル」や、人工の雲の中で台風の目を観察できる「タイフーンボックス」などが設置。子どもから大人まで、お天気について楽しく学べる施設となっています。江波山気象館へのアクセスは、広島電鉄「江波駅」より徒歩10~15分。または、広島電鉄「本通駅」からバスに乗り、「江波トンネル北停」か「江波栄町停」で下車。それぞれバス停から歩いて5~10分程度です。
住所
〒730-0835 広島県広島市中区江波南1-40-1
アクセス
O広島電鉄「江波駅」より徒歩10~15分
O広島電鉄バス「江波トンネル北停」より徒歩約5分
O広島電鉄バス「江波栄町停」より徒歩5~10分
電話番号
082-231-0177
料金
大人100円/シニア(65歳以上、要身分証明書)および介添の方/50円/高校生50円/中学生以下無料
営業時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)