本川小学校平和資料館は、旧本川国民学校の校舎の一部と地下室を整備・保存した施設です。広島電鉄「本川町駅」より徒歩約2分の、広島市立本川小学校の敷地内にあります。本川国民学校(現本川小学校)は爆心地に最も近い(約410m)学校で、『はだしのゲン』(中沢啓二著)にも描かれています。原爆投下によって大きな被害を受け、鉄筋コンクリート造3階建ての校舎は、外壁を残して全焼しました。昭和3年に建設されたL字型の校舎は、広島市内では初となる鉄筋校舎で、1階の開口部や正面玄関にアーチを取り入れるなど、当時としてはモダンな造りでした。昭和21年2月には、最小限の補修をした校舎で授業が再開。被爆校舎はその後も補修・改修をしながら利用されてきましたが、昭和63年の新校舎落成とともに大半が撤去され、残された校舎の一部と地下室が資料館となりました。展示品の多くはかつての教師が被爆地から集めたものです。また、この建物自体が戦争の悲惨さと平和の大切さを物語る貴重な資料でもあります。
住所
〒730-0802 広島県広島市中区本川町1-5-39
アクセス
O広島電鉄「本川町駅」より徒歩約2分
電話番号
082-231-8020
料金
無料
営業時間
9:00〜17:00(入館受付16:40まで)