佛通寺は三原市にある臨済宗の寺院です。1397年に小早川春平、愚中周及により創建されました。日本屈指の禅道場として知られる佛通寺の中でひと際目を引くのが「佛通寺のイヌマキ」です。本堂への木橋の手前にたたずむ大木で「ラカンマキ」とも呼ばれています。この木は愚中禅師が植えたものと言われており、広島県天然記念物にも指定されました。また含暉院地蔵堂(じがんきいんじぞうどう)、絹本著色大通禅師像(けんぽんちゃくしょくだいつうぜんじぞう)も国指定の重要文化財に指定されています。夏の新緑、秋の紅葉の時期は素晴らしい景色を楽しむことができ、多くの観光客で賑わいます。近年では紅葉の時期にライトアップを行うようになり、夜も楽しめるようになりました。佛通寺へは三原駅よりバスで「佛通寺」行きに乗車し、約40分で向かうか、自動車で三原久井ICより約15分で向かうのが便利です。駐車場も100台分設置しており、車でも行きやすい寺院です。