音戸渡船は、広島県呉市にある海峡音戸の瀬戸を結ぶ渡し舟の事です。90mを片道3分で渡ることから日本一短い定期航路となっています。急潮と行き交う船の多さの中、人が乗ると随時船が動くようになっています。長さ9m、定員50名の木造船では舟歌『音戸の舟唄』が歌われています。交通の不便を補うためにできた船ですが、やがて有料道路がかかり、無料になり、それでも地元の人たちが便利さから乗り継いてきました。今ではレトロな雰囲気と、音戸渡船や待合室の雰囲気に合わせた古民家改装などの独特でレトロな雰囲気を味わうことができる街となりつつあります。70年乗り続けた船の温存を未来に乗り続けるためにと若者たちが立ち上がり、音戸渡船の存続のためのクラウドファンディングも。今では通学の学生たち、週末のサイクリストたちが自転車と共に乗っているのがメインとなっています。音戸渡船への行き方は、広電バス「音戸渡船口」バス停下車、徒歩約1分となっています。
住所
〒737-0012 広島県呉市警固屋~音戸町引地
アクセス
広電バス「音戸渡船口」バス停下車、徒歩約1分
電話番号
0823-25-3309
料金
片道大人70円/子ども40円
営業時間
5:30~21:00