圓隆寺は、日蓮宗の寺院、福昌山慈善院圓隆寺のことです。”とうかさん”と呼ばれており名前の由来は、毎年行われる夏祭りの名称であること、稲荷を「とうか」と音読みしたことからとうかさんと呼ばれています。圓隆寺と同時に稲荷（とうか）大明神も勧請され、広く安寧と繁栄をもたらしたと言われています。お祭りの日には中央通りが歩行者天国になって町中でお祭りが広げられています。広島ではとうかさんのお祭りの日を浴衣の着初めの日にしている所があり、皆が浴衣でやってくる様子は夏の訪れを告げる風物詩となっています。お祭りの日は毎年毎年6月第1金曜日からの3日間とされています。また、同時期に菖蒲を置いたり、菖蒲湯と称して風呂に入れる言い伝えがあります。最近では御朱印をもらいに来る人で一年中にぎわっています。お祭りの日だけ金色の御朱印がもらえることで、人気となっています。圓隆寺への行き方は、JR広島駅からタクシーで約10分、胡町駅から徒歩7分となっています。