比治山公園は、標高約70mの比治山山頂に広がる、広さ26 haの公園です。1903年にオープンしました。公園内には、第二次世界大戦後にできた作品や広島に関連する現代アートを集める「広島市現代美術館」と約15万5千冊のコレクションを有し、外国語まんがコーナーも設置されている「まんが図書館」があります。比治山公園は、約1300本の桜が咲く、桜の名所としても知られています。山の上にあるため、天気が良ければ、広島市内や瀬戸内海を一望することができますよ。公園の南側には、放射能の健康への影響を調査する「放射線影響研究所（旧ABCC）」や1872年に設置された「陸軍墓地」なども。西側のふもと付近にある「多門院」には、「No more Hiroshima」の文字が刻まれた鐘があり、毎朝8時15分の原爆投下時間に鐘が鳴らされています。鐘は戦後に鋳造されたものですが、鐘楼は被爆建物です。比治山公園に上がるルートはいくつかありますが、日頃運動不足の方は、動く歩道「比治山スカイウォーク」経由がおすすめです。