平和の門は、平和大通りをはさんで平和記念公園の南側に位置します。高さ9m、幅2.64m、奥行1.6mの門10基から構成されるパブリックアートです。JR「広島駅」から広島バス24番線「吉島営業所」行きに乗車すると、平和の門の目の前にある「平和記念公園」バス停で下りることができます。平和の門は、被爆60周年にあたる2005年に設置されました。平和の門の製作者は、建築家のジャン・ミシェル・ヴィルモットとグラフィック・アーティストのクララ・アルテールです。2人は、「平和の壁」プロジェクトの一環で、パリにあるシャン・ド・マルス公園の「平和の壁」やサンクトペテルブルクの「平和の塔」も手掛けました。ガラスで覆われた平和の門には、18の文字、49の言語で「平和」という言葉がきざまれています。夜は門自体がライトアップされ、その言葉が浮かび上がるようになっています。門が10基なのは、ダンテの「神曲」に登場する9つの地獄に被爆を地獄としてプラスしたためですが、過去の歴史を乗り越えて、人類が平和に向かっていく希望あふれる未来が、この作品では表現されています。平和の門は、平和記念資料館の10本の柱と平行に並んで建っています。
住所
〒730-0811 広島県広島市中区中島町
アクセス
JR「広島駅」南口から徒歩約25~30分。JR「広島駅」から広島バス24番線「吉島営業所」行きにて「平和記念公園」バス停下車、すぐ。JR「広島駅」から市内循環バス「めいぷる〜ぷ」で「平和公園前(広島平和記念資料館前)」バス停下車。JR「広島駅」から広島電鉄電車(路面電車)2号線「宮島口」行き、または6号線「江波」行きにて「原爆ドーム前」電停下車、約5分
料金
無料
営業時間
24時間