清盛神社は、厳島神社の境内の敷地外にある末社です。末社とは、神社の御祭神や土地の守り神とは直接関係がない神様をまつった神社のこと。清盛神社では、厳島神社を現在のような寝殿造りにした平清盛をまつっています。平清盛は、平安時代末期に「平家でなければ人にあらず」と言われるほどの栄華を極めた人物です。もともとは敷地外の摂社(神社の御祭神や土地の守り神と関係がある神様をまつった神社)である三翁(さんのう)神社に他の神々と共にまつられていましたが、宮島への多大なる貢献をたたえて、1954年に新たに神社が造られ、分祀されました。清盛神社は、厳島神社の西側・「西の松原」と呼ばれる突堤に建っています。清盛神社では、毎年3月20日ころに、平家一族が厳島神社を参詣する様子を参考にした「清盛まつり」を開催。清盛が奉納した厳島神社宝物館の「平家納経(へいけのうきょう)」、清盛の次男・宗盛が寄進した弥山本堂の梵鐘など、宮島には平家の遺産が数多く残されています。「みやじま紅葉の賀」では、平安時代のお姫様の衣装である「壺装束」のレンタル(事前予約制)を行っているので、平家貴族になったような気分で、宮島を散策してみるのも良いかもしれません。
住所
〒739-0588 広島県廿日市市宮島町西松原
アクセス
宮島桟橋から徒歩約20分、またはタクシーで約12分
電話番号
0829-44-2020
料金
無料