宮島歴史民俗資料館は、豪商として知られていた江上(えがみ)家の、江戸時代(19世紀初め)に建てられた住宅を利用した資料館です。宮島桟橋からは、歩いて20分ほどの場所にあります。宮島歴史民俗資料館は6つの建物からなり、その中央部分に池のある庭園があります。江上家の主屋では、畳に座りながら、庭をのんびり眺めることもできますよ。展示室はA~Dの4つの建物に分かれています。民具200点が展示される展示室Aでは、弥山の霊火堂に置かれていた「消えずの火の大釜」を見ることができます。年中行事をパネル展示する展示室Bでは、もみじまんじゅうの焼き型も見ることができます。展示室Cでは、宮島名産の巨大しゃもじに圧倒されるかも。ご飯をよそう道具を、一般的にはしゃもじと呼びますが、宮島では杓子(しゃくし)と呼ぶそうです。宮島杓子を使うと、福を招き入れるといわれているため、お土産として人気です。展示室Dの1階では、厳島神社を現在の形にした平清盛についてと厳島神社が世界遺産になるまでの歴史を学ぶことができます。2階では、伝統工芸品である宮島彫や宮島にゆかりのある絵画や屏風を見ることができますよ。
住所
〒739-0533 広島県廿日市市宮島町57
アクセス
JR山陽本線「宮島口駅」下車、または広電宮島線「宮島口駅」下車、宮島口桟橋から船で10分、宮島桟橋下船徒歩20分。
電話番号
0829-44-2019
料金
大人300円/高校生170円/小・中学生以下無料、高齢者(65歳以上)150円(年齢のわかるもの(免許証等)を提示してください。)、旅館等の優待割引券所有者は1割引、被爆者健康手帳、身体障がい者手帳、療育手帳、戦傷病者手帳、精神障がい者保健福祉手帳の提示者は無料
営業時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)(見学時間の目安は30分~1時間くらいです。)