島根県境に近い山奥で、三段峡、八幡高原などの観光スポットのある場所です。三段峡は太田川の流域にある総延長約16kmの峡谷で国の特別名勝を始め様々な絶景の名所となっています。山水画のような幻想的な世界を実際に見ることができるので人気の観光スポットになっています。黒淵渡舟もあり、切り立つ大岩壁の間を抜けていくことができます。黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝の五大景観が点在し川あり、橋あり、大岩壁あり、大自然あり、滝ありで芸北エリアの観光スポットでは外せない場所になっています。八幡湿原は、1,000m級の山に囲まれ、八幡湿原は標高約800mの高地に沢山の湿地帯があります。そのため夏は非常に涼しく、湿地帯ならではの植物なども豊富で春にはコブシの花を鑑賞することができ、夏にはカキツバタといった珍しい花を見ることができます。道もきれいに整備されているので気軽に出かけることができます。どちらも自然のパワーを貰える人気スポットなのでスニーカーで出かけてみましょう。また、国際スキー場もあります。
この地方には昭和30年代にダムの底に沈んだ72戸があり、芸北民俗博物館にはこの民家から収容された樽床・八幡山村生活用具と呼ばれる生活用具247点、生産用具185点、その他47点が展示され、国の重要有形民俗資料になっています。有料ではありますが誰でも見ることができます。もう一つの文化財はユネスコの無形文化遺産登録にもなっている、壬生の花田植は太鼓や笛を鳴らしながら皆で田植唄を歌い、手作業で田植えしていく伝統行事です。華やかな行事のため花田植と呼ばれるようになりました。人も牛までも着飾って田植えをする様子は観光客にも人気になっています。
日本百景・特別名勝になっている三段峡は清流がある峡谷です。全長16kmあり、大小様々な滝や岩壁などがあり楽しみながらトレッキングができます。作り上げたような自然美が広がり、特に黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝は「五大景観」は必見になっています。聖湖の北東にある八幡湿原にはいくつもの湿地帯があり、水口谷湿原や霧ケ谷湿原は道が完備されているので歩きやすくなっています。湿地帯だけの植物なども沢山映えており見ごたえがあります。
芸北エリアへの交通機関はバスが主流です。バスの他にはホープタクシーという芸北エリアならではのタクシーがあり500円となっています。車で行く場合は千代田インターで降りるようになります。芸北国際スキー場へは、スキーシーズンの間JR広島駅から広交観光スキーバスが出ています。ホープタクシーは学生優先なので朝などは利用できない場合があります。その場合は普通のタクシーに乗ることになります。基本的にレンタカー、バス、ホープタクシーの手段になります。
広大な敷地を生かしたバギーワイルドアドベンチャーが人気です。免許を持っていなくても、小学生でも乗れるバギーに乗って走行距離約2500m、標高約1000m、高低差約250mを駆け巡ることができます。ジップラインや電動マウンテンバイクなどもあり、大自然の中を風になって走り回れます。大型トランポリンやグランピングやキャンプもできるようになっていて、自然と楽しむことができます。冬はゲレンデになる場所の夏の姿を見て楽しむことができます。家族やカップルで楽しめます。