兵庫県立美術館は、兵庫県神戸市中央区にある、愛称「芸術の館」として県民に親しまれている美術館です。収蔵品は、内外の彫刻・版画・兵庫ゆかりの作品・現代美術など、前身である近代美術館時代から、購入や受贈により収集され、その数は約9000点にも及びます。兵庫県立美術館へのアクセスは、JR神戸線灘駅から徒歩約10分、阪神電鉄岩屋駅から徒歩約8分程度です。阪神大震災からの復興計画の中核プロジェクトとして開発された神戸東部新都心（HAT神戸）に、文化復興のシンボルとして建設されました。建物の設計は著名な建築家安藤忠雄。前面の海に接するなぎさ公園と一体化するよう設計され、建物そのものを鑑賞するようになっています。「ゴッホ展」「プラド美術館展」といったオーソドックスな特別展だけではなく、「富野由悠季の世界（ガンダム）」「借りぐらしのアリエッティ（ジブリ）×種田陽平展」といった従来の枠にとらわれない催しも行われ人気を集めています。