芦屋川は、六甲山系から芦屋浜へ、兵庫県芦屋市のほぼ中央を流れる河川で、国道2号が通る業平橋より上流は桜並木、その下流は松並木と、堤防上の並木道が美しいことで知られています。普段は落ち着いた風情のある芦屋川ですが、天井川であるため、過去には大きな水害も発生しています。その堤防補強のため、上流の松を切って利用したとのこと。上流の桜並木は戦後、芦屋市民の尽力により寄付で植えられたものだそうです。平安時代の歌人、在原業平にちなむ「業平さくら通り」には、阪急電鉄芦屋川駅が、下流の芦屋公園には、阪神電鉄芦屋駅が最寄り駅となります。桜の季節はもちろんですが、四季折々の風情を見せる芦屋川河畔は、地元の方のみならず、多く観光客が訪れる人気スポットです。付近には、造り酒屋・櫻正宗の八代目当主山邑太左衛門の別邸として有名な国の重要文化財「旧山邑家住宅」などもあり、歴史のある京阪神の高級住宅地「芦屋」を散策するのもよいでしょう。
住所
兵庫県芦屋市
アクセス
阪急電鉄芦屋川駅 阪神電鉄芦屋駅