大乗寺は、兵庫県美方郡香美町にある、天平17年(西暦745年)に奈良時代の僧、行基によって開かれた高野山真言宗の寺院です。江戸時代中期から後期にかけて活躍した画家、円山応挙やその一門の襖絵などが数多くあり「応挙寺」の名でも知られています。大乗寺へのアクセスは、JR山陰本線香住駅から徒歩約25分です。お寺にある165面に及ぶ障壁画や木造十一面観音立像、木造聖観音立像、木造観音立像は国指定重要文化財。客殿は、建築・宗教・芸術がまさに混然一体として圧巻の空間が広がっています。明治から大正にかけて活躍した歌人、与謝野晶子は「いみじけれ みろくの世まで ほろぶなき 古き巨匠の 丹青のあと」と歌を詠み、応挙とその一門の襖絵を絶賛したといわれています。大乗寺のある香住地域は、松葉ガニや但馬牛をはじめ、海・山の食の宝庫としても有名。また、「日本の夕陽百選」に選ばれた香住海岸から見る夕陽は、まさに絶景。参拝帰りにぜひ立ち寄りたいスポットです。
住所
〒669-6545 兵庫県美方郡香美町香住区森860
アクセス
JR山陰本線香住駅から徒歩約25分
電話番号
0796-36-0602
料金
大人:800円/小人(小学生):500円
営業時間
9:00~16:00(受付は15:40まで)