神戸市立小磯記念美術館は、兵庫県神戸市東灘区の緑豊かな六甲アイランド公園内に、平成4年に開館した、洋画家・小磯良平氏の作品など約3000点を所蔵する日本でも有数の個人美術館です。神戸市立小磯記念美術館へのアクセスは、六甲ライナーアイランド北口駅から徒歩約3分程度です。小磯良平氏は、神戸に生まれ、生涯を通じて神戸を制作の拠点とした洋画家で、親しみやすい女性像を中心とし、西洋絵画の伝統を受け継ぎながら、モダンな感覚と気品あふれる作風を完成させた画家と評されています。美術館中庭には、氏が実際に使用した、東灘区御影にあったアトリエが移築・復元されていて、アトリエ内にある、イーゼルやパレット、モチーフとなった楽器や人形などの小道具を見るうちに、氏がまさにそこで制作を行っているかのような息づかいを感じることができます。入れ替え展示される作品のほかに、ハイビジョンギャラリーも設けられており、コンテンツを通じて小磯芸術の神髄に迫ることができます。