長田神社は、兵庫県神戸市長田区にある、商工業や産業の護り神として崇敬されるご祭神「事代主大神（ことしろぬしのおおかみ）」をお祀りする歴史ある神社です。寺伝によれば、創建は神功皇后元年（西暦201年）。生田神社、湊川神社とともに神戸を代表する神社の一つに数えられ、地元の人々に「長田さん」の愛称で親しまれています。長田神社へのアクセスは、阪神電鉄高速長田駅から徒歩で約5分、神戸市営地下鉄長田駅から同じく徒歩で約5分程度です。長田神社といえば、室町時代から続く「追儺式神事（ついなしきしんじ）」が行われることでも知られています。前日より精進を積み、当日も早朝には須磨の海岸で身を清めた７名の鬼役が中心となり、厄を払い、年の平穏を願う神事で、兵庫県指定の無形文化財になっています。末社楠宮稲荷社の裏手にある、樹齢800年と推定される大楠のご神木も見どころの一つ。病気平癒（特に痔）に霊験あらたかとされています。また、長田神社は、「長田まつり」「神戸薪能」が行われることでも有名。