出石酒造は、兵庫県豊岡市出石町にある、創業宝永５年（西暦1708年）の出石地方を代表する老舗の酒造メーカーです。江戸時代中期から現存するレトロな赤い土壁造りの酒蔵は、出石屈指の人気観光スポットになっています。出石酒造へのアクセスは、JR山陰本線豊岡駅下車、全但バス（出石行き）利用、「出石営業所」バス停下車、徒歩約10分程度です。代表銘柄は「楽々鶴（ささづる）」。酒の別名である「笹の露」と、出石藩主・仙石公の別荘「楽々園」に由来する、由緒ある名前です。最初の飲み口がやわらかく、ふくよかな香りとコクを味わえる辛口のお酒です。ちなみに店内で試飲可能とのこと。出石観光のおみあげに最適な逸品といえるでしょう。「楽々鶴ショコラ」「楽々鶴生もと純米酒ケーキ」など日本酒を使ったスイーツも人気。あわせて買い求めたいところです。古い酒蔵の中で音楽とお酒を楽しむ「酒蔵コンサート」も開催され、出石の人気イベントになっています。