真光寺は、兵庫県神戸市兵庫区にある、山号を西月山と称する時宗の仏教寺院です。寺伝によれば、もと兵庫輪田の崎島「光明福寺」にはじまり、正応2年（西暦1289年）に、時宗の宗祖一遍上人がこの地の観音堂において、入滅なされました。その後二祖真教上人が、伏見天皇に奏して「真光寺」の寺名を拝受し、播州守護職赤松氏より寺領を寄進されたといいます。真光寺へのアクセスは、JR神戸線兵庫駅から徒歩約10分程度です。真光寺といえば、兵庫七福神めぐりの一つ。兵庫七福神めぐりとは、西国街道の要所、兵庫津に点在する七つの社寺を巡礼すること。七つの災いから逃れ、七つの福徳が授かるといわれています。真光寺は福禄寿。中国の道教の神様で、かつ南極星の神様とのこと。鶴と亀を愛し、年齢は数千歳。長寿と人望にご利益があるといわれています。また、毎年9月16日に行われる「一遍上人御忌法要」に続いて、寺僧ら約40名が一遍上人をしのび、「踊り念仏」を披露することでも有名です。