常磐神社は水戸黄門で知られる徳川光圀と、偕楽園や弘道館を開設した徳川斉昭を祀る水戸で最大の神社です。義烈館は常盤神社の内部にある、徳川光圀（義公）と徳川斉昭（烈公）に関係する資料を展示する、「水戸のすごいもの」に出会える資料館です。
義烈館の見どころは「大日本史」「陣太鼓」「大砲」です。「大日本史」は光圀が編纂を命じたもので、藩が廃止されてからも徳川家の事業として受け継がれ、250年の歳月をかけて完成されました。光圀の遺志を感じる合計397巻と目録5巻の書物は圧巻です。「陣太鼓」は斉昭ゆかりで、水戸市の指定文化財にもなっている日本最大級のものです。「大砲」は斉昭の手蹟で『太極』と鋳られており、水戸藩で鋳造して、江戸湾防衛のために幕府に74問を献上したものです。
常磐神社・義烈館へのアクセスは、JR常磐線水戸駅北口より偕楽園行きバス｢偕楽園｣または｢常磐神社前」下車、徒歩1分、または、タクシーで約5分。