竹林の小径は、京都・嵐山にある竹林が両側に生い茂る約400mの細い道です。野宮神社の前から始まり天龍寺北側を通り大河内山荘へ続く道によく手入れされた竹が立ち並び、晴れた日には木漏れ日が心地よく、また太陽のない日は昼でも薄暗くなります。空を覆う竹の姿は非常に美しく、道の途中の神社仏閣も由緒あるもので、京都を代表する観光スポットとなっています。竹林の小径のスタート地点である野宮神社は縁結びで人気のある神社で、かつては伊勢神宮にお仕えする斎王が伊勢に行く前に身を清めた場所であり、源氏物語の一場面の舞台にもなっています。平安時代にはこのあたりは貴族の別荘があった地で、つまり本邸のある京都中心部から離れた自然の多い場所でありました。竹林の小径を歩くことで嵯峨嵐山の自然にも触れることのできる場所です。初冬には「嵐山花灯路」が開催され、ライトアップされた光の中の竹林の姿を見ることが出来ます。
住所
〒616-0000京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
アクセス
嵐電嵐山駅から徒歩10分、JR嵯峨嵐山駅から徒歩13分