龍安寺は、「石庭」として知られる枯山水の庭園で有名な臨済宗妙心寺派の境外塔頭寺院。足利将軍の管領にあった細川勝元が徳大寺公の山荘を譲り受け宝徳2年(1450年)に創建しましたが、まもなく応仁の乱で焼失、その後再興され、方丈が建立され石庭もこの時に築造されたと伝えられています。「虎の子渡しの庭」「七五三の庭」とも称される石庭は、三方を低いくすんだ油土塀に囲まれたわずか75坪の平地に白砂を敷きつめ、大小15個の岩石を配してあります。平安時代の華美で広い庭園とは異なり、不要なものを一切はぶいた簡潔美の極致といえ、禅の思想を表現しています。境内の南側には広大な鏡容池があり、周囲は池泉回遊式庭園になっており、年間を通じて四季折々の花を楽しめます。創建当初の寺地は現在よりはるかに広く京福電鉄の線路の近くまでが境内であったと言われています。1994年には「古都京都の文化財」のひとつとしてユネスコ世界遺産リストに登録されました。
住所
〒616-8001京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13
アクセス
市バス龍安寺前下車すぐ、京福電鉄龍安寺液下車徒歩7分
電話番号
075-463-2216
料金
大人(高校生以上)500円、小中学生300円
営業時間
08:00~17:00(3/1~11/30)、08:30~16:30(12/1~2月末日)