南禅寺は京都・東山にある臨済宗南禅寺派の本山。正応4年(1291年)、亀山法皇の離宮を賜って無関普門(大明国師)が開山しました。日本最初の勅願禅寺であり、京都五山および鎌倉五山の上に位する「五山の上位」を与えられて、禅宗の最高位となっています。一般大衆に南禅寺の名が知られるようになったのは歌舞伎の一場面がもてはやされてからのことです。江戸時代、並木五瓶が書いた歌舞伎「楼門五山桐」の中で石川五右衛門が南禅寺の三門に上がって「絶景かな絶景かな、春の眺めは一目千金」と見得をきる名ぜりふが庶民に受け、南禅寺の名は一躍有名になりました。国の重要文化財に指定されている三門は本瓦葺きで高さ22m、急な階段を這うようにして上ると回廊からぐるっと境内が見渡せます。春の桜、秋の紅葉の美しさは名高く、多くの人が訪れます。また湯豆腐は南禅寺周辺参道の精進料理が起源とも言われ、南禅寺周辺には湯豆腐を名物とする店が多くあります。
住所
〒606-8435京都府京都市左京区南禅寺福地町
アクセス
地下鉄蹴上駅徒歩10分
電話番号
075-771-0365
料金
方丈庭園:大人600円/高校生500円/小中学生400円、三門:大人600円/高校生500円/小中学生400円、南禅院:大人400円/高校生350円/小中学生250円
営業時間
08:40~17:00(3/1~11月30日)、08:40~16:30(12/1~2/28)