永観堂禅林寺は、京都・東山にある浄土宗西山禅林寺派の本山。通称の永観堂の名で知られています。平安時代初期、空海の弟子・真紹僧都によって開かれた寺で、後に永観律師が阿弥陀信仰の念仏を唱えて中興したため永観堂と呼ばれるようになりました。永観堂の見どころは御本尊の阿弥陀仏で、首を左に向けた見返りの姿をしています。永観律師がいつもの通り念仏行道をしていると、阿弥陀仏が壇上から下りて先導するように行道を始めたので夢ではないかと立ち止まると阿弥陀仏は振り返って「永観遅し」と呼びかけたといいます。阿弥陀仏はそれ以来首の向きが戻らず見返りの姿になったそうです。永観堂は紅葉の名所としても知られ、古くより「秋はもみじの永観堂」と言われています。紅葉の見ごろは11月で特別拝観期間として数多くの寺宝も公開されます。紅葉は境内の池のたもとあたりから眺めるのが美しいですが、山の斜面に沿って建てられた臥龍廊からの眺めも素晴らしい。
住所
〒606-8445京都府京都市左京区永観堂町48
アクセス
地下鉄蹴上駅徒歩15分、市バス南禅寺永観堂下車徒歩3分
電話番号
075-761-0007
料金
一般600円/小・中・高生400円
営業時間
09:00~17:00