平等院は、京都府宇治市にある仏教寺院。永承7年(1052年)、関白藤原頼通が、父道長から譲り受けた別業を仏寺に改め平等院を開創しました。末法思想の広がる世にあって平等院は、藤原氏が西方極楽浄土をその権力財力でこの世に現出した世界とも言えます。鳳凰堂は10円玉貨幣の表面に描かれていることで知られています。もとは阿弥陀堂という名称でしたが、江戸時代頃から鳳凰堂の名で呼ばれるようになりました。鳳凰堂の最も大きな特徴は池の中島に建てられていることで、あたかも極楽の宝池に浮かぶ宮殿のように、その美しい姿を水面に映しています。鳳凰堂を正面から見た姿が、翼を広げた鳥のように見えること、屋根上に一対の鳳凰が据えられていることから鳳凰堂と呼ばれるようになったと言われています。JR宇治駅から平等院に向かう徒歩10分ほどの道中には宇治名物の抹茶をいただける茶店が並び、抹茶ソフトクリームなどが味わえます。
住所
〒611-0021京都府宇治市宇治蓮華116
アクセス
JR宇治駅から徒歩10分
電話番号
0774-21-2861
料金
大人600円/中高生400円/小学生300円
営業時間
08:30~17:30