三年坂・二年坂は清水寺への参道に土産物屋が並ぶ坂道。坂と家並みが折り重なって続いてゆく風景は美しく、重要伝統的建造物保存地区に指定されています。三年坂は産寧坂ともいい、八坂から清水寺に通じる急な石畳の約100mの坂道。「三年坂で転ぶと三年以内に死ぬ」という言い伝えがありますが、石段坂道は気を付けて、という警句が語り伝えられたものと言えます。二年坂は三年坂の手前の坂ということで二年坂と呼ばれるようになったと言われています。二年坂に入った左手には竹久夢二が彦乃と暮らしたという「夢二寓居址」と刻まれた石碑が立っています。ちなみに三年坂・二年坂の区切りは清水坂の途中、七味家本舗の脇を北に下りる石段が三年坂、石段を下った下の瓢箪屋大井人形店からさらに北の丸山公園まで続く坂道が二年坂というのが定説です。二年坂から正法寺への石段を上り詰めると、八坂の塔を前に東山山麓と京都の全景パノラマを見ることができます。
住所
〒605-0862京都府京都市東山区清水2丁目
アクセス
市バス清水坂下車徒歩5分