建仁寺は、建仁2年(1202年)源頼家の帰依を受けた栄西禅師を開山として建立された京都で最初の禅寺です。創建時は真言・止観の二院を構え、天台・密教・禅の三宗兼学の道場でした。盛栄と荒廃を繰り返しましたが、明治に入り政府の宗教政策等により臨済宗建仁寺派としての分派独立、建仁寺はその大本山となりました。建仁寺を開山した栄西禅師は中国から茶の種を持ち帰り、日本において栽培を奨励し喫茶の法を普及させたことでも有名で、境内には茶碑があります。また方丈には寺宝である俵屋宗達の「風神雷神図屏風」の複製が展示されています。四条通から花見小路を抜けて建仁寺に続く道中は、祇園花街の風情が感じられる界隈で観光客も多いエリアです。しかし建仁寺の広い境内に入ると、周囲の喧騒から離れ静かで落ち着いた雰囲気が感じられます。建仁寺では禅の教えに親しむよう、座禅や写経の体験を行っており観光客でも参加することが出来ます。
住所
〒605-0811京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町
アクセス
京阪電車祇園四条駅徒歩7分
電話番号
075-561-6363
料金
大人600円/中高生300円/小学生200円
営業時間
10:00~17:00