三千院は、京都・大原にある天台宗の寺院です。伝教大使最澄が比叡山を開いたときに東塔の南谷の梨の木の下に一堂を建立したのが始まりと言われています。寺は時代の流れの中で、比叡山から近江坂本、洛中とたびたび移転し、その都度寺名も変わってきましたが、明治維新後現在の大原の地に移り「三千院」として1200年の歴史をつないでいます。往生極楽院は三千院の歴史の源とも言える簡素な御堂で、金色に輝く阿弥陀三尊仏を祭ってあり、天井を含めた堂内に極楽浄土の世界が広がります。境内は庭が美しく一面が杉苔で覆われ、ところどころに置かれたわらべ地蔵が和やかな雰囲気を作っています。春は桜、初夏のアジサイ、秋は紅葉、極寒の冬、と四季折々の自然を愛でられる場所です。京都駅からはバスを乗り継いで約1時間かかります。大原バス停からは呂川に沿う森の中の坂道を土産物屋を見ながら約10分かけて上ると三千院に到着します。
住所
〒601-1242京都府京都市左京区大原来迎院町540
アクセス
京都バス大原バス停徒歩10分
電話番号
075-744-2531
料金
大人700円/中高生400円/小学生150円
営業時間
09:00~17:00(3月~10月)、08:30~17:00(11月)、09:00~16:30(12月~2月)