西本願寺は、浄土真宗本願寺派の本山で正式には「龍谷山本願寺」と言います。烏丸通に立つ真言宗派本願寺と区別するため、両寺の位置からそれぞれ「西本願寺」「東本願寺」と呼ばれています。西本願寺の起源は文永9年(1272年)で、親鸞聖人の娘・覚信尼が聖人の遺骨を東山大谷におさめたことに始まります。しだいに大教団に発展し他宗派からの反感をかい、大阪・和歌山などおよそ120年もの間各地を転々としますが1591年に豊臣秀吉が寺地を寄進して現在地に移りました。西本願寺の中心となるのは御影堂で、木造の親鸞聖人坐像は聖人の荼毘の灰を漆に混ぜて塗ったものと言われています。書院は桃山時代に発達した書院造の代表的なもので、豪壮華麗な金碧障壁画や彫刻で飾られています。書院の北側には、現存する最古の能舞台である北能舞台があります。西本願寺は京都駅から歩いて15分ほどの距離にあり、京都駅周辺の見どころのひとつになっています。
住所
〒600-8501京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
アクセス
JR京都駅徒歩15分
電話番号
075-371-5181
料金
境内自由
営業時間
05:30~17:00