大河内山荘庭園は、京都・嵯峨野の地にある昭和の映画俳優故大河内伝次郎が作った回遊式庭園です。伝次郎34歳の時、当時長期保存が難しかったフィルムに対し長く消えることのない美を追求するため自身で設計しこの庭の造営を始め、約30年の年月をかけて地道に作り上げました。6,000坪という広大な日本庭園の中に、松、桜、楓など四季の草花が情緒豊かに植え込まれています。北東には比叡山を遠望し、東の嵐山、西の保津峡を借景とし、眼下には双ケ丘に連なる洛西が眺望でき、数多い京都の庭園のなかでも屈指の名園といえます。入場者には抹茶と茶菓子のサービスがあり、庭園を見ながらくつろいだひとときが過ごせます。映画俳優大河内伝次郎の記録を残す記念館もあり日本映画の歴史を知ることもできます。大河内山荘庭園は嵐山・嵯峨野の人気スポット竹林の道の途中にあり、嵯峨野らしい雰囲気を感じさせる場所となっています。