上賀茂神社は京都・北山にある「賀茂別雷神社」を正式名称とする神社です。天武天皇の時代に山背国により賀茂神社が造営され、現在まで殆ど変容することのない御社殿の基が築かれました。御祭神は賀茂別雷神で、雷神は農業に必要な水をもたらす神として古代から農耕民族に崇敬されています。厄除、方除、開運、雷除などに御神徳があり、電機産業守護としても崇められています。平安遷都により都の守護神となり、上賀茂・下鴨の両社には伊勢神宮に次ぐ格が与えられました。社域は約66万㎡と大変広く、40を超える檜皮葺きの典雅な社殿が建ち並んでいます。5月15日の葵祭では社殿に葵を飾り、祭りの奉仕者も葵を身につけます。当日午前10時半に時代装束を身につけた行列は京都御所を出発し、下鴨神社にて祭儀を行ったあと北上し、午後3時半に上賀茂神社に到着します。葵祭の様子は王朝文学にも登場し、源氏物語では見物場所の場所取りの車争いの場面が描かれています。
住所
〒603-8047京都府京都市北区上賀茂本山339
アクセス
市バス上賀茂神社前徒歩3分
電話番号
075-781-0011
料金
拝観無料
営業時間
05:30~17:00