桂離宮は京都市西京区の桂川のほとりにある皇室関連施設。もとは八条宮家の別荘で、初代智仁親王が月の名所として知られた桂の里に茶屋を設けたのが始まりです。親王が没すると荒廃しましたが、親王の子の代に徳川幕府の推進もあって現在見るような形になり、明治16年に八条宮家が途絶え宮内庁の管理下となり桂離宮と呼ばれるようになりました。総面積6万9,000㎡の敷地に桂川の水を引いた苑池を設け、書院や茶亭を配した回遊式庭園と建築の総合作品で、その極めて高い芸術性は国内外の評価を得ています。離宮建築最高の技法と、日本庭園美の集大成といわれ、昭和8年に桂離宮を訪れたブルーノ・タウト氏は「涙が出るような偉大な芸術」と評しました。見学には事前予約が必要で宮内庁参観申込ホームページ又は往復はがきにて参観希望日の3か月前の月の1日から受け付けています。阪急京都線桂駅からは徒歩20分ほどの桂川の近くにあり、川を遡ると嵐山に至ります。
住所
〒615-8014京都府京都市西京区桂御園
アクセス
阪急京都線桂駅徒歩20分
電話番号
075-211-1215
料金
参観無料※事前申込要
営業時間
参観開始時間09:00から1時間ごと、最終参観開始時間は16:20