鞍馬寺は、京都市北部の鞍馬山にある鞍馬弘教の総本山。神代以前から古神道や陰陽道、修験道等の山岳信仰の場として崇められてきました。「鞍馬蓋寺縁起」によると宝亀元年(770年)鑑真和上の高弟・鑑禎上人は夢と白馬の導きで鞍馬山に登山し、鬼女に襲われたところを毘沙門天に助けられ、毘沙門天を祀る草庵を結びました。鑑禎上人は律宗に属し、中興の祖・峯延上人は真言宗、後に天台宗の影響が強まり、天台法華・天台密教・天台浄土が取り入れられ、多様な信仰の歴史を統一して現在は鞍馬弘教と呼ばれています。本殿金堂には毘沙門天、千手観音菩薩、護法魔王尊が安置され、三仏を合わせて「尊天」と呼び、60年に一度丙虎の年に公開しています。叡山電鉄で鞍馬駅に到着すると仁王門がすぐ近くにあります。ケーブルカーは片道200円で多宝塔の近くに到着します。京都三大奇祭のひとつとされる鞍馬の火祭は10月に行われています。
住所
〒601-1111京都府京都市左京区鞍馬本町1074
アクセス
鞍馬ケーブルより徒歩10分
電話番号
075-741-2003
料金
愛山費300円、霊宝殿入館料200円